被災地の精神科で看護師になる

2011年3月11日に起きた東日本大震災の影響を受け、被災地の方のため少しでも役に立ちたいと、精神科や心療内科など精神に関わる仕事を希望する看護師も少なくないのではないでしょうか。 被災地で精神科の看護師になるならば、 PTSDのケアについてきちんと考えておきましょう。

まずPTSDの症状についてですが、 悪夢を見たりフラッシュバックをすることで 過去に起きた嫌な体験が蘇ります。 震災の場合は、地震の揺れや津波、がれきの下敷きになるなど 二度と思い出したくないようなことばかりでしょう。

このようなトラウマが日常生活においても 頭から離れなくなってしまい集中力が欠けるのもPTSDの症状です。 他にも、常に緊張状態であるということ、 トラウマが甦るようなことや原因となっていることに 関わらないようにと回避すること、 感情が出せなくなったり、または苛立ちやすくなったりすること、 トラウマにより幻覚が生じてしまうことなどが症状としてあげられます。

実はPTSDの症状は、震災後無かったのにも関わらず 数十年して発症するということもあるそうです。 看護師はカウンセラーとしての役割は果たしませんが、 このような症状があるということは 被災地に関わらず精神科や心療内科で働く以上は 理解しておくべきことだと思います。

そして精神科で働く以上、色々な精神状態の患者さんがいます。 不穏状態で暴れている患者さんもいるかもしれません。 そのような患者さんの対応していく上で怪我をしてしまうこともあります。

そんなときに頼りになるのが男性の看護師です。 不穏状態の患者さんは力で押さえつけなければいけないことがあり、 精神科では元々男性看護師の需要がとても高いのです。

暴れている患者さんだけでなく、自傷行為をしようとしている 患者さんを止めることや、女性看護師や女性の患者さんに 対して強引に身体を触ってくる患者さんの対応も 男性看護師のほうが向いているのです。

精神科ではこのように女性看護師だけでは対応 しきれない場面が多々あるため、男性看護師が 採用される確率はとても高くなっているのです。 それは、被災地に限ったことではありません。 もちろん、患者さんの中には男性を嫌がる女性の方も いますので女性看護師も必要不可欠なのです。

精神科で働くということに対して不安を感じる人もいるかもしれません。 しかし、震災で精神的にダメージを負った人など 患者さんは生活するだけでも遥かに大きな不安を抱いているのです。 精神科で働くなら、そのような患者さんにきちんとした 対応ができるような看護師を目指していきましょう。

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